2011/05/05

今さら端午の節句で柏餅ってどうよ?

きょうは子供の日、いわゆる端午の節句でありまする。子供時分、あまり好きではなかった柏餅、ちゅうより嫌い?だったと云ったほうが当たっている。それがなぜか最近、無性に食べたくなる。そもそもお餅自体好がきではなかったので、お正月のお雑煮などもめったに口にしなかった。まあ親から云わせれば、さぞ好き嫌いが多くてめんどい子供であったに違いない(もちろん、今は大好きであります念のため)。余談ではありますが、こちらにも「紅豆沙」と言って、日本のモノとまったく同じ味のおしるこがあります。ぜひお試しあれ。

そんな自分もイヤっちゅうほど歳をとってからというモノ、やたら小豆モノを食べたかったりする。んでもってこの柏餅、いろいろと調べてみると、中国から文化や行事と一緒に伝来した粽(ちまき)などとはちがい、純国産であることがわかった。柏餅が日本の歴史に登場したのは、徳川九代将軍の家重~十代将軍の家治の頃らしく、柏の葉は新芽が出ないと古い葉が落ちないと云う事から、これを「子供が産まれるまで親は死なない」ゆえに「家系が途絶えない」と云う、なかば強引な結びつけにより「柏の葉」は「子孫繁栄」になって、今ではスッカシ全国区となったとな。

「ナルホド、なかなか深い意味があったのじゃのう」と、食い意地のはったGは妙に感心するのでありましゅる。でもまあ、誠に残念ではありますが、澳門じゃあとてもじゃあないが、手に入りそうにもありません。現に自分は今まで、澳門内では見たこともないし、聞いた事もないのでありんす。グスッ。

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