
昨日預かったDino(SOLER)のギターは、思ったより重症(ネック、サドル、ピックアップポジション、ナット調整、フレットの摺合せ、弦交換が必要)だったため結局、今晩の受け渡し(XL-Creation)となってしまった。それでもまあ、自分としてはパーフェクトのほうが好いと思ったので、彼に言って了解を得る。ちゅう訳で、ここのところ、ストラトキャスターばかり8本連続してリペア&セットアップをしており、Dinoのテリー(Fender社製 Custom Shop Telecaster)はチョッとした気分転換にはなった。
それでも、ストラトはまだ2本残っており、その後はレスポールばかり5本の重症患者を抱えている。そんなこんなで、ランチは外食という訳にもいかず、自宅で簡単に済ます(本場イタリアには無い冷凍ナポリタンでパルメザンチーズ大盛りときた)。集中してやったせいか、無性にチョコレートが食べたくなり、ガッツリといつものヤツ(85%カカオ物、したがってビターである)を半分イッキにイッてしまった。
で、即っと合流し、暫しG歓談に話バウンドじゃなかった、はずむ。んでもって、21時をまわったところで「ほないきまひゃか?」とばかりに、ゆっくりとした徒歩にて「XL-Creation」へと向かう。約20分ほどで到着し開演まで友人知人たち、そして自分たちL.A.V.Y.のメンバーをKさんMさんらにご紹介する。22時過ぎオープニング・アクトは「WhyOceans(Macau)」の演奏からはじまり、香港の「Love Song」が続きそして、今晩のメインである「BUDDHISTSON」の登場で会場はオモイッキシ盛り上がる。
写真左上から、Dinoの愛器であるFENDER のテレキャスター。まず、ネックが順反り、だがトラスロッドが異常に固く動きつらかったので、ネックセンターに裏側から圧を加え暫く擱いてから作業。弦を張り替えフロント&ブリッジのピックアップを適正なポジションに。サドルを調整して、Dino好みの位置へ。で、ナットの具合とオクターブ・チューニングをして音出し&微調整。自分的には、本来持っているサウンドとプレイヤービリティーを引き出す事ができたと思う。

その右は、ご存知「SOLER」のDino & Julio兄弟、そしてハイエンドユーザー&プロフェッショナル向け高級ギターである「SUGI GUITARS」の総販売元の代表を務めるKさん、その右隣は「SOLER」の専属日本人サウンドエンジニアのTさん。何れの方々も、自分の道を自ら切り開いてきた実に尊敬すべき方々で、このGめも見習わなければなるまいと、自分に言い聞かせる。
んでもって、最後になってしまいましたが、今回の中国ツアー中のアクシデント(武漢にて、突然の公演中止命令)にも拘わらず、今回も素晴らしい演奏をしてくれた「BUDDHISTSON」の面々。今回はじめて、正式に島さん、YUMIさんなどともご挨拶ができました。Gさん感謝感激でまるで暴風雨が襲ってきたようで、たいへん嬉しくあらためてヒトとヒトとの出会いの大切さを痛感しました。みなさん、本当にお疲れ様でした。またの来澳、そして再々再演を期待しておりま~す。