2012/03/10

金掛けりゃイイってもんじゃない?


昨晩は、またまたS&Dご夫妻のお宅にお邪魔しての飲み会。飲んだのはウィスキーとワインをイキました。自重?してバカ飲みはしなかったので、どうやって帰宅したかも、ちゃんと覚えておりましたよ・・・って、歳からいっても、此のくらいが丁度イイのかも。で、きょうは先日ネットでチケットを購入した映画を観に行きゃあした。この映画、劉徳華(アンディ・ラウ)と葉徳嫻が主演する「桃姐」と云う映画で、何故か?ぜひ劇場で見てみたいと思っていた作品。映画の内容を要約すると、裕福な家庭の御曹司と同家に数十年にわたって仕えて来た桃姐との心の交流を描いたヒューマンドラマ。鐘春桃(桃姐/葉徳嫻)は、13歳の時に梁家に雇われ家政婦として60年間仕えてきた。梁家の人々はも亡くなったり、移民したりして海外に住を構えたりしていた。したがって、ここ十年と云うもの、桃姐とロジャー(劉徳華)の二人で暮らしていた。淡々とした生活であったのだが・・・ある日、仕事から帰ってきたロジャーは、倒れている桃姐を発見する。その後、桃姐を彼女の希望通りに養老院に入れる・・・ここから、より近しい心の交流が始まる。生まれた時から一緒だった桃姐が養老院に入った後、週に数日は面会に通うようになる。仕える家族と同じテーブルでは、絶対に食事をしなかった桃姐とレストランで初めて同じテーブルに就く。その関係は、まるで息子が親に尽くすようにと変化していった・・・。各俳優が極めて自然体で、演出や脚色を極力排した事が伝わってくる。如何にも短時間低予算で作られているようではあるが、何もお金を掛けりゃあイイってもんじゃないだろう・・・ちゅう事を如実に示している作品で、その訴追力は秀逸である。