2010/10/24

日本の金融政策に勝手にブツるGさん

日銀はゼロ金利政策に戻りましたが、どうしたらデフレが治るのかが以前として、おわかりになってないご様子。そこで、Gからのご提案をひとつ。いわゆるインフレターゲット政策を取ってみてはいかがなものでせうか?もちろん、アジアや欧州諸国でも、既にインフレターゲット政策をとってるところも多いのです。ちなみに、隣国の韓国も既にその政策をとっており、目標を3%とするインフレターゲット政策が功を奏して、ウォン安で輸出が好調と云う事もあり、30兆円近い外貨が貯まって来ています。にもかかわらず円高ウォン安が続いています。韓国ではインフレターゲット政策をとっていますから、資金供給を続けていますが、日銀はデフレターゲット政策で資金供給を絞ってデフレにしている。また、まるでと云うか、ワザと?としか思えない政策をとっています。

まるで、証券会社、各付け会社の手先みたいな日本のエコノミストたちは、資金供給しても資金需要がない事をもって、資金供給しても無駄だと言っていますが、デフレだから資金需要が出てこないと云う事を認識すらできていない?それとも認めたくない?韓国のように3%のインフレにすると宣言すれば、日本の企業なども早めに資材調達などするようになるのは確実。そうなれば銀行から借り入れをして資材調達する。韓国企業が元気なのもウォン安が続いている為であり、韓国は毎月50億ドルを越える貿易黒字なのにウォン安が続いているのは、韓国の金融政策によるところが大きいと自分は思います。李明博大統領、オヌシできるのう?

韓国の中央銀行は、インフレターゲットを守らなければならないので、資金供給を続けてカネをだぶつかせている。銀行は現金を持っていても利息がつかないから、ドル債や円債を買って金利を稼いでいる。だからウォン安円高になる。日本も2007年ごろ1ドル=120円の円安になりましたが、その頃は福井日銀総裁が資金供給を続けて、ミセスワタナベが円を売ってドルを買っていたからです。それが白井日銀総裁に代わってから、資金供給を絞ってしまったから、80円台までの円高になってしまった(一昨日10月22日は、81.397円ゲロッ)。この事は、日銀の資金供給を見れば明らかである。つまり、政府日銀が直接為替介入をしなくとも、資金供給をすれば銀行はインフレを見込んで円売りドル買いをするようになる。政府日銀はその仕組みがわかっていないので、直接介入するような馬鹿な事をするのですが、どうやら流石の昼行燈の白井総裁も、今になってようやく分かってきたようではありますが・・・。

したがって、遅蒔きながら日本もインフレターゲット政策に舵をきるようではありますが、何故もっと早く円高デフレが続くのか、もっと早くわからなかったのでしょうか。日本もインフレターゲット政策をとるのならば、2%から4%目標を立てるべきですが、日銀はそのことを嫌がっています。韓国で成功しているにもかかわらず、日本のエコノミストも経済学者も、インフレターゲット政策は出来ないと断定してしまっている。日本が金融緩和しても、ゼロ金利だからマネーは海外に流出するだろう。それだけ円安が進むから、輸出が好調になり経済も元気が出てくる。どうやら、日本の官僚たちは本当に頭が頑固だから、っちゅうより頭の回転遅すぎ?それとも・・・・?まあどちらにしても、教科書に書いていない事を理解するのは、もの凄~く時間がかかるようです、あいかわらず。

エコノミストや経済学者も、意外にも官僚以上に頭がフレキシブルではないので、インフレターゲットの意味を理解する事ができない。官僚たちは所詮サラリーマンなので、経済の動向を肌で知る事ができない。アメリカもヨーロッパもカネをばら撒いて通貨安政策をとっていますが、日本だけが従来的な金融政策で円高デフレにしてしまった。日本の官僚は世界経済の情勢にも疎くて、ニクソンショックの時も世界が為替市場を閉じたのに日本だけは為替市場を開け続けて巨額の損失を出してしまった。いかに政府日銀が馬鹿であるかを証明した出来事だった。今、その反省を踏まえて一刻もはやく、対策と実行をトコトンおこなう時期なのではなかろうか。そうじゃないと、またまたただの空き菅で終わってしまいますよ。 まッ、どうせ彼等は見ちゃあいないだろうが、いつもの口煩いGさんの勝手にブツらせていただきやしたァ。下の写真は、昨晩の快歩時にちょうど出くわした乗用車とバスの接触事故の様子どすゥ。久々に「Franc franc」をのぞいたのでパチリと一枚イってみました。