2010/11/18

今週末も、プレッシャーがかかるG

11月17日/先週末にあった、年に一度の澳門最大のロックコンサートである「HUSH」も終わり、少々ホホホッ~としているGであります。あと、自分達のためにわざわざ遠路より来てくれた友人、知人達には、感謝とともに人としての情の何たるかを教えていただきました。自分もまだまだと云う事を改めて感じた次第です。話はガラッと変わって、なんやかんやで溜めに溜めてしまったギターの修理にほぼ2日間徹夜状態と云ってもいい位にバタバタと追われ、頭が少々テンパっておりました。

と云うのも実は、今週末に自分にとっちゃあ未だ嘗てない、いっぺんに5本の「Gibson社製’57 Les Paul Reissue」、それもすべて同じゴールドトップと云う、超珍しい現象で、それをそれぞれのオーナーに戻す予定になっているからである。すべてと云っても、このモデルだけ約半年ほど溜めてあったモノで、作業内容もすべて同じ内容ときている。その内容はと云うと、ピックアップ(本当の意味でのハンドメイドで、50sのコイルを使用しているブツ)、配線材(50sのヴィンテージ物)、キャパシター&ポッド(誤差5%未満モノ)、トグルスイッチ&ジャック(伝導率を高めた特別加工物)の全交換ときている。つまり、電装系をまるっきしの別物にしてしまうと言う内容なのだ。

自分的には「今のモノは、まあこんなもんだろう」程度だが、各オーナーにとっちゃかなり深刻な失敗例であったのだろう。それにしても澳門だけでも3本、お隣の珠海市から2本のレスポールである。それも販売店はすべて香港の「Tom Lee」ときているから、店はさぞホクホクな事だろう。なにしろ、売りっぱなしで後は知らんぷりなのだから、羨ましいもんである。それでもまあ、ナンとか見通しもできてチビッとだけ余裕がでてきた。

んでもって、昨晩のディナーは久々にタイ料理の「TUK TUK」。夕方、電話があった元ご近所さんのYさん(現在は澳門を離れ広東省恵州市に在住する。今回は、友人の結婚式とマカオグランプリの取材での来澳と云う)御一緒する。

こちらでガイドをなさっているKさんもお誘いしたのだが、生憎お仕事が未だ終わらないと云う事で、見事に振られる(冗談)。で結局、次回にと云う事になった。でもって、案の定注文のし過ぎで、少量ではあるが結局残してしまう。幾つになっても学ばないヤツと、コソッと自己嫌悪。

写真下は左上より時計回りに2003年モノの’57リイッシュー、そのキャビティー内の写真、1993年製’57リイッシュー、真ん中の写真は、’93年モノの電装系の写真。なんちゃってバンブルビーまでが装備されている。中身は当然オリジナルとは全くの別物だが、マニアは相当そそられるらしい。要するにていのいいボッタくり?ギブソンも今やフェンダーといい勝負で、質より粗利追求型ギターメーカーに成り下がってしまったのか・・・。まッ、会社である以上、利益追求は仕方ないにしても、もう少しなァ・・・ポリポリ。