2011/01/09

越南滞在も残すところあと4日

1月8日/午前中は、中心部へ買い出し等の雑用に追われる。と云っても、ホテルの冷蔵庫に放り込んでおくモノの買い出しがメイン。ちゅうことで行ったのは、土地勘もあり前回の来越時にも買い物をしたPARKSON内の「Citimart」。ワサワサとチーズ、ヨーグルト、チョコレート、パルマハム、海苔菓子と云った、澳門でも普段口にしているモノばかり。ソソクサッと買って、会計を済ませタクシーにてホテルに戻る。午後イチから、衣類関係の工場(台湾系)に行くので、はやめに着替えてスタンバって準備万端。

オンタイムで、依頼してきたグループ会社のヒトがホテルまで迎えに来る。でもって、まずは腹ごしらえと云う事で、工場に行く途中の鄙びたレストランで、田舎風ヴェトナム料理をご馳走になる。余談だが、その店に飾られている?モノを見てビックリ!一見するとただのガラクタに見えるのだが、よくよく見ると・・・・やっぱりガラクタ?でももし、可動なものならば、価値がありそうなモノばかり。・・・と思うのはこのGだけかも知れないが、ほぼ自分に近い年月を経ったモノには、異常なほどの興味を示すのもやはり、年齢のせいなのだろうか。(疑問でも何でもなくまッ、そう云うこってしょうなァ)

ああ、また話がアチャラの方へ行ってしまったので元にもどしてっと。工場は、中心部からはおよそ30Kmほど離れていてクルマで約1時間ほど。いわゆる、異業種をも含めた工場が並んでいる工業団地である。でもって、工場の入り近くでナンと、牛の親子を発見!つい、「なんかイイなあ、今日のところは牛肉止めときまひょう」と、声を漏らすG。中国にある工場は、業種に関係なくその殆どが宿舎を工場の敷地内に用意されてはいるが、環境的、利便的にもイマイチの感は拭えない。それでも、徐々にではあるが、確実に改善しているのは間違いのないところである。


工場は、台湾系のスポーツ・カジュアルを主体とした高品質製品を生産している。従業員は600人強で、イタリアの有名ブランどのべ〇ト〇や日本の有名スポーツカ・ジュアルブランドのモノも生産している。中国の工場は散々見ているが、ヴェトナムの工場は、今回が初めてで、その清潔さに非常に驚かされたと云っても過言ではない。

やはり、業界の定説通り「清潔な工場は技術力も高く高品質」と云う至極あたりまえに通用することなのだ。しかし、これがなかなかできない工場が多いのも現実でもある。工場長と秘書の方の案内で、工場内をくまなく見て回り、会議室での歓談後、会社のクルマで中心部まで送っていただく。でもって、ディナーまでご一緒していただいてしまいGさん、エラク恐縮する。

写真の説明を少々。上から、ガラクタはやっぱガラクタではありますが、古~い日本の工業製品を店のインテリアに使ってくれるとは、同じ年季の入った日本と云う名をいただくモノとしては、メイドイン・なんとかよりもよっぽどウレシイGさんであります。ハイ。

中段の写真は、食べ物に関係する写真ばっかですが、朝食のホテルでのトンカツ定食を皮切りに、恥ずかしながらきょうも「エエ加減にせんかい!」と云われそうなくらい、食い散らかしましたっと。〆は、工場長からの奢りで、これまたタラフク、まんぷくイッチまいやしたァ。


下段の写真は、工場訪問関係の写真であります。入り口いた牛の親子にさすがのGもビックリ!させられましたが、もっと驚いたのが敷地内に出来上がったばかりだと云う従業員宿舎。外観からもわかるようになかなかオシャレでセンスの良いつくりとなっている。

工場の入り口には、警備の詰所をはじめATMまで鎮座していて、お金何処で使うのとつい突っ込みを入れそうになってしまうGであった。続いて工場のエントランスだが、写真ではひとりしか写ってはいないが、美人受付嬢がおふたり鎮座しており、どう云う訳か緊張する自分が、自分でもオカシイ。

この工場でも、「JUKI」のソーイングマシンを筆頭に、日本製のガーメント関係機材が大活躍していてついついニンマリしてしまう。これは、世界的にも云えることで、云わば日本の技術がファッション業界を支えていると思うと、隠居の身の自分でも誇らしく思えてくる。

各ライン別に整然と作業しやすくレイアウトされており、効率効果をねらったモノとは一目瞭然である。しかしながら、どうしても現状以上の効率があがら無いと云う。そんなところから、工場長曰く本社の経営者サイドからは更なる効率アップを要求されているのだと云う。ただし、単に効率アップを狙うのは簡単だが、それで品質を落としたのでは本末転倒虫ムシである。今更ではあるが、両方バランスを取って効率アップを図るのは並大抵の努力では達成し得まい。写真は、一部を除いてクリックで拡大します。